私は遺伝学については素人でありまして、どなたか詳しい方がおられたら私の見解が誤っていないかを教えていただきたけないでしょうか?
私が注目している分子の変異がある癌細胞でみつかったのですが、というのは細胞からRNAを回収し、cDNAに逆転写後RT-PCRを行うと、野生型とは違う短いPCR産物が確認されました(ちなみにPCRはORF全長です)。シークエンスの結果、分子中央のエクソンのdeletionであることが分かりました。その後諸々の実験を終え、論文として投稿する際、私はこれをhomozygous mutationと記載いたしました。そうすると、reviewerからspecific genotyping dataがないとhomozygous mutationとは言えないと言われました。もしその実験を行っていないならLOHと記載しなさいと指摘を受けました。accept, rejectの観点は今回別にして、RT-PCRでは野生型のバンドは一切確認されなかったのに、私はなぜhomozygous mutationと書いてはいけないのかが良くわかりませんでした。
そこで少し考えてみたのですが、homozygousというのは、細胞内にある2つのこの遺伝子に全く同じタイプの変異が起きて野生型が消えてしまった場合(例、両方のゲノムに同じ欠失が起きている)。LOHというのは、細胞内にある2つのこの遺伝子にそれぞれ別のタイプの変異が起きている場合(例、片方はゲノムの欠失、もう片方はスプライシング異常)。誤った理解をしていましたらご指摘ください。
また、reviewerの言うspecific genotyping dataとは具体的にはどのような実験か想像のつく方がおられましたら教えていただけないでしょうか?こちらは情報不足ですの解答しにくいかもしれませんが宜しくお願いします。 |
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