>[Re:1] APさんは書きました :
> この場合は、B-Cとの相互作用がB抗体ではマスクされてしまうのかとも思うのですが、
B-C結合は抗体をライセートに添加する前に既に行われているので、これはむしろ抗B抗体の認識エピトープがB-C結合によって阻害されていると考える方が良いように思います。
ご提示のデータではA-Bのco-IP、A-Cのco-IPは検出できるけどB-CあるいはA/B-Cのco-IPが見れないと言うことですね。
素直に考えればA-B複合体とA-C複合体が存在するけどB-CあるいはA-B-C複合体は存在しないか非常に少ないという結果になると思います。
もう少し詳しく確認する為にはCでIPしてA,Bのco-IPを見るのが良さそうに思います。あるいはAでIP、B,Cのco-IPをみる、でしょうか。
これまでA-B,B-Cの複合体が別々に証明されていて、故にA/B/Cが存在するという話で済まされていたが、実際はA/B,B/Cが別々に存在していてA/B/Cは殆ど存在していないことが明らかになるという例は見受けます。これはA/B/Cのシグナル伝達が行われていないということではなくて、タイムコースによってシーケンシャルに複合形成が行われているという風に理解されています。
話がそれましたが、まずはA-B-Cの同時複合体が存在することを証明しなければ抗B抗体がBにおけるC結合領域を認識している可能性を考えても先に進めないように思います。
A-B-C複合体の存在が既に明確に示されているのであれば筋違いの意見になりますが、ご容赦ください。 |
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