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ATPの保存方法・添加時の注意点
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No.1241-TOPIC - 2009/09/24 (木) 20:42:07 - いざ
ある酵素反応による基質のリン酸化を見る実験を行っています。
リン酸化の基としてATPを使用していますが、
ATPは不安定な物質なので、取扱注意というのを耳にします。
ただ、MSDS等にはあまり記載がないので、実際どれほど不安定なのか
実感がわきません。
今はATPのナトリウム塩を購入し、
水で1Mに溶解して小分けして-20度保存しています。
これを用事に、pH7.0に調整したバッファーに添加して
酵素反応を行っています。
で、この際にバッファーは一度5倍濃度バッファーを作成し、
最終反応時に酵素や基質と合わせて1xにしています。
ここで3つの疑問です。
・現状の方法でATPが壊れる(ADPになる?)要因がありますでしょうか?
・5倍濃度バッファーは4度で保存は可能でしょうか?
・融解したATP(1M)は4度で保存は可能でしょうか?
よろしくお願いします。
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(無題)
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No.1241-8 - 2009/09/28 (月) 11:35:05 - いざ
ありがとうございました。
現状の方法ではやはり問題ありそうですね。
NaOHで中性にしてから保存するのが基本なのですね。
水に溶かしただけなので、どんどん戻ってそうです。
検討しなおしてみます。
(無題)
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No.1241-7 - 2009/09/26 (土) 09:24:11 -
qq
ATP,ADP,NADH,NADPH,CoAなどのpH安定性のグラフが、「蛋白質・酵素の基礎実験法」(南江堂)の後の方に出ています。
私は、pH試験紙でおよそ中性に中和してある0.1M ATPを-20度で保存しています。
イオン交換HPLCにかけてみると、10年ほど前のATPの1-5%位がADPになっているかなぁと、いった所です。
(無題)
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No.1241-6 - 2009/09/26 (土) 07:20:31 -
おお
具体的な所に乏しいのですが、アルカリ側ではまあまあ
安定で、凍結融解を繰り返しても、遺伝工学で使うような
ものであれば大丈夫です。
ただし、RNAのライゲーションでRNAライゲースを使った
トリッキーな実験で凍結融解が問題になったので、
小分けして保存している人がいます。どこまで追及して
どこまで本当か分かりませんが、、、
(無題)
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No.1241-5 - 2009/09/25 (金) 14:56:38 -
あべちゃん
>[Re:4] APさんは書きました :
> 昔のフォーラムに、ATPを凍結融解して年単位で使っていても、分解は5-10%程度だったというような定量的な実験をしていた方の書き込みがあったのを見つけましたが、見失ってしまいました。探してみてください。
>[Re:3] 通りすがりさんは書きました :
> 「蛋白質酵素の基礎実験法」という本の中で、ATPの溶液中の安定性(4℃と37℃)についてのデータが掲載されていたと思います。
pHはATPの安定性に重要なファクターです.一般的な使用に限って言えば,中性付近であれば,-20度保存で凍結融解の繰り返しも大丈夫ですが,水に溶かしたままの酸性状態だと37度24時間で70%ほど分解されます.
(無題)
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No.1241-4 - 2009/09/25 (金) 12:59:19 - AP
1 M で溶かすことできるんですか? 0.1 Mくらいが限界だと思っていました。なにかうまいトリック(?)があるんでしょうか。
0.1 Mで溶かすにしてもNaOHを加えて中性付近にするとか、NaOHでアルカリ側に振って溶解してからHClで中性に戻すなどしてました(昔のMolecular Cloningのレシピ。最新版ではpH 7.5のTris bufferに10 mMで溶解するようになっています)。保存は-20℃、小分けはしますが、小分けを使い切るまでは融解、再凍結しています。
ただし、保存方法はどの程度、正確で再現性のある濃度、力価が必要かによると思います。ligationなどの反応に加えるのが目的で、過剰量のATPが入っていれば良く、濃度が多少変動してもかまわないのであれば、上記のような方法で十分ですが、活性を定量的に測定するときは保証の限りではありません。
昔のフォーラムに、ATPを凍結融解して年単位で使っていても、分解は5-10%程度だったというような定量的な実験をしていた方の書き込みがあったのを見つけましたが、見失ってしまいました。探してみてください。
(無題)
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No.1241-3 - 2009/09/25 (金) 10:40:49 -
通りすがり
通りすがりです。
やはり、融解後はASAPで使用するのが基本ではないでしょうか?
「蛋白質酵素の基礎実験法」という本の中で、ATPの溶液中の安定性(4℃と37℃)についてのデータが掲載されていたと思います。
それを見たときに「融解後はすぐ使用しないとだめなんだなぁ」という感想を持った事を記憶しています。
(無題)
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No.1241-2 - 2009/09/24 (木) 22:03:37 - Pumpkin
確固たるデータがあるわけではありませんが、うちでは−135℃保存でした。融解後、必要量を小分けして−135℃でした。−80℃でもいいでしょうけど、−20℃は長期保存にはどうかなと思います。
バッファは別に室温でも良いような気がしまうすが(もちろんろ過滅菌などして)、なにか特別なものでも入っていますか?ATP溶液は4℃は辞めたほうがいいのでは?
ATPの保存方法・添加時の注意点
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No.1241-1 - 2009/09/24 (木) 20:42:07 - いざ
ある酵素反応による基質のリン酸化を見る実験を行っています。
リン酸化の基としてATPを使用していますが、
ATPは不安定な物質なので、取扱注意というのを耳にします。
ただ、MSDS等にはあまり記載がないので、実際どれほど不安定なのか
実感がわきません。
今はATPのナトリウム塩を購入し、
水で1Mに溶解して小分けして-20度保存しています。
これを用事に、pH7.0に調整したバッファーに添加して
酵素反応を行っています。
で、この際にバッファーは一度5倍濃度バッファーを作成し、
最終反応時に酵素や基質と合わせて1xにしています。
ここで3つの疑問です。
・現状の方法でATPが壊れる(ADPになる?)要因がありますでしょうか?
・5倍濃度バッファーは4度で保存は可能でしょうか?
・融解したATP(1M)は4度で保存は可能でしょうか?
よろしくお願いします。
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