測定したいものにもよりますが、通常は血餅退縮が起きるまで室温で放置します。
血がお餅の様に固まり、黄色い液体(血清)が出てくればOKです。
気の早い人はこれを待たずに遠心してしまいますが、そうすると、まだ働いている最中のフィブリンが上清に残り、血清となるべき部分がゲル状になって「ぷるぷる」になります。
このような状態からでも、改めて血清が固まりきるまで放置し、もう一度遠心すれば血清が得られます。
室温で1〜2時間放置後、3000rpm 10分で遠心がおススメです。
ちなみに、WTの健康体のラットですか?
フィブリノゲンが増加するような疾患だと、何度遠心してもしつこくフィブリンが出てきて困ることがあります。
こんなときはさらに長時間、全血を室温で放置して、フィブリンが固まるまで待つ必要があります。
人間用なら分離剤の入ったスピッツが便利ですよね。 |
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