>シュンさんの方法は、U型膜タンパクならば、グリコシレーションが起こらないということでしょうか。
N結合型糖鎖の付加は、ERの内腔で最初のコア糖鎖の付加がAsn-X-Ser/Thr配列のAsnに起こりますから、もし、U型膜タンパク質であれば、C末端が細胞外を向いている(分泌経路ではER,Goliの内腔)ので、C末端側にAsn-X-Ser/Thrを入れれば、グリコシレーションが起こり、分子量の増加が見られると思います。また、逆に、N末端側にAsn-X-Ser/Thrを入れても分子量の増加は見られないと考えられます。
N末端、C末端のいずれかの少し膜貫通ドメインから離れた部分にAsn-X-Ser/Thrを入れて、それぞれの分子量をSDS-PAGE、ウエスタンで調べれば、どちらが細胞外を向いているかはわかるという訳です。また、分子量の増加が糖鎖付加によることを調べたければ、PNGaseFで糖鎖を除去して分子量が元に戻ることを確認しておけばOKだと思います。
また、ビオチレーションで細胞外に出ていることを確認されているとのことだったので、もっと簡単にN末端かC末端のいずれかにHAタグを入れて、細胞を透過処理の有無で、HA抗体でそれぞれ染めて調べるのが簡単かもしれません。透過処理無しでHAが染まれば、それは細胞外に出ていることの証明になり、トポロジーもわかります。 |
|