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アフィニティータンパク精製 溶出条件について。 トピック削除
No.1200-TOPIC - 2009/09/15 (火) 11:12:57 - ハチ。

 現在、アフィニティークロマトグラフィーを用いて、血小板膜タンパクの精製を行っております。

 使用しているゲルは、CNBr-activated sepharose 4Bに抗原特異的なMoAbをカップリングし、精製を始めているのですが、今までのところ、抗原の結合はうまくいっている感じなのですが、肝心の溶出が苦戦しております。一般的に抗原ー抗体複合体は結合力が強いと知ってはいましたが。。。

 溶出条件として、pH変化による溶出で0.1M Glycine/HCl pH2.0で溶出し、すぐさまトリスで中和しております。しかし、この条件では、目的のタンパクが溶出・精製されず、最後に1%SDSで洗い出しをしたときにおそらく非特異的な物質(この時点で非特異的な物質が含まれているのも、おかしな話ですが)と一緒に目的のタンパクが溶出されている感じが見受けられます。

 そこで、pH変化による溶出がダメだった場合、次に試してみる溶出試薬としてどんな条件があるのでしょうか?なるべく目的タンパクを未変性状態で精製したいと考えていますので、そこも踏まえどうぞご指導よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1200-5 - 2009/09/16 (水) 13:38:02 - 抗体
ポリクロでたまにありますがモノクロでは珍しいです。溶出には、PIERCEからでている Gentle Ag/Ab Elution Bufferというのをうちでは使ってます。組成は書いてないですが、たぶん、高濃度のMgCl2ではないかなと思ってますが、溶出力は強く、しかもその通り、酸でもアルカリでもないのでmildです。疎水性相互作用を強めない塩を大量に入れて、それに疎水性相互作用を弱める薬品(たぶんエチレングリコール)を入れたら、大抵は離れるだろう、いう理屈かなと思ってます。

ポリクロでしたら、出てこない場合は、それ以上外れないものとして、新たに抗原を吸着させて溶出させてみるというのもありかと思いますが、モノクロだとどうでしょうね?大体、抗体カラムは使っているうちに親和性も落ちてきて、また秘匿いてきなサイトも塞がるので、段々良い感じになってくる印象がありますが。

抗体精製法が参考になるのでは 削除/引用
No.1200-4 - 2009/09/15 (火) 13:47:59 - 植物屋
一般的に、血清から抗体の精製をする際には、
A280nmの値をチェックして、酸でだめなら、
3M MgCl2とか塩濃度をあげてみますよ−。
アルカリ側もよくやりますが。

(無題) 削除/引用
No.1200-3 - 2009/09/15 (火) 13:10:18 - み
いつも可能かなあ?っと思いながら自身では試したことないですが、還元剤でIgGのS-Sを切断して・・・。

固相化するIgGを、Fc部分を除いた形にするとaffinityが弱まると聞いたことあります。

http:// 削除/引用
No.1200-2 - 2009/09/15 (火) 12:10:02 - TK-1
low pHがだめなら、high pHを試します。50-100mMのTryethylamineでやります。中和は1/10volの2M Tris pH6.8位でいけると思います。

この辺のことは教科書に出ていると思います。

アフィニティータンパク精製 溶出条件について。 削除/引用
No.1200-1 - 2009/09/15 (火) 11:12:57 - ハチ。

 現在、アフィニティークロマトグラフィーを用いて、血小板膜タンパクの精製を行っております。

 使用しているゲルは、CNBr-activated sepharose 4Bに抗原特異的なMoAbをカップリングし、精製を始めているのですが、今までのところ、抗原の結合はうまくいっている感じなのですが、肝心の溶出が苦戦しております。一般的に抗原ー抗体複合体は結合力が強いと知ってはいましたが。。。

 溶出条件として、pH変化による溶出で0.1M Glycine/HCl pH2.0で溶出し、すぐさまトリスで中和しております。しかし、この条件では、目的のタンパクが溶出・精製されず、最後に1%SDSで洗い出しをしたときにおそらく非特異的な物質(この時点で非特異的な物質が含まれているのも、おかしな話ですが)と一緒に目的のタンパクが溶出されている感じが見受けられます。

 そこで、pH変化による溶出がダメだった場合、次に試してみる溶出試薬としてどんな条件があるのでしょうか?なるべく目的タンパクを未変性状態で精製したいと考えていますので、そこも踏まえどうぞご指導よろしくお願いいたします。

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