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アロ抗原 削除/引用 No.1180-6 - 2009/09/11 (金) 11:23:20 - クリハチ 同種遺伝子であっても個体間・系統間では遺伝子配列が完全に同一とは限りません。となれば、当然、コードする蛋白質配列にも違いが表れるわけです。 その異なる部分を認識する抗体であれば、系統間で反応性が異なります。 拒絶反応を思い出していただくと理解しやすいと思います。 よっしーさん・KazuさんがMHCに言及されているのはそういうことです。 これらのように、同種だが遺伝子としては異なるものをアロタイプ(allotype）と呼びます。 手元に抗体メーカーのカタログありませんか？ 例えばBDバイオサイエンスの2009/2010カタログだとマウス抗体のセクションにアロ抗原一覧表というのが掲載（154-155p）されています。 Va/Vb TCRもB6とBALB/cでアロタイプが異なっています。 Tottiさんがお使いの抗体は、B6とBALB/ｃのアロタイプを判別する抗体ということです。 BALB/cのアロ抗原を認識する抗体か、アロタイプを区別しない抗体を探してみてください。 蛇足ですがクローズドコロニーでは遺伝子がヘテロな場合が多いので、アロタイプの記載がない（＝アロタイプが不明である）ことが大半です。

(無題) 削除/引用 No.1180-5 - 2009/09/11 (金) 09:55:07 - Totti Kazu 様、ご返答ありがとうございます。 使用している抗体はT cell receptorのV領域の抗体です。 FACSのデータシートにもマウスのhaplotypeが異なると染まらないですという記述がありましたので、今回の結果はreasonableだったのではないかと思いました。 ただ、マウスのhaplotypeが異なるとなぜTCR　V領域の抗体の染色に影響が出るのかが疑問です。どなたか教えて頂ければ幸甚です。

(無題) 削除/引用 No.1180-4 - 2009/09/11 (金) 00:19:05 - Kazu 基本的なことですが、一般的な市販の抗体は（たとえば抗CD4抗体など）、B6でもB/cでも染まるものが多いので、このような場合は実験系に問題がある可能性も考えます。 マウスH-2bはB6で染まって、B/cでは染まららいものの代表例なので、このような抗原を染色しているのなら、この結果は当然で、実験系はworkしている可能性を考えます。 だからよくよく注意して下さいという意味なのです。Tottiさんの使っておられる抗体は、おそらくどちらでも染まるべきものなのではないでしょうか。 使っておられる抗体の情報をいただければ幸いです。

(無題) 削除/引用 No.1180-3 - 2009/09/10 (木) 16:31:45 - 。。。 FACS用抗体の説明書（ウェブサイトからダウンロードできるものです）に、染色できた場合の図が出ているんですが、マウスのstrainがわざわざ記載されているんです。それで種差があるんじゃないかと疑っていました。Tottiさん、よっしーさんのコメントでそれがクリアになりました。 ありがとうございます。

(無題) 削除/引用 No.1180-2 - 2009/09/10 (木) 16:09:18 - よっしー ありえますよ．というか結構あります． MHCなんかでしたら，ほぼそうなるでしょうし，NK1.1(PK136)もそうなりますね． よくよく確認しましょう．

FACSの抗体について 削除/引用 No.1180-1 - 2009/09/10 (木) 12:58:38 - Totti マウスのリンパ球をFACSで解析しております。 マウスのstrainが異なると、反応性が異なるというのはあり得るのでしょうか？ リンパ球のマウス用抗体を用いたのですが、マウスのB6だと染まるのですが、BALB/Cですと染まらないという結果でしたので、疑問に思いましたので質問させて頂きました。

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