>また最近はネガコンとして、transformation を行う際、ベクターonlyでligation無しのものと、ベクターonlyでligation有りのものもplatingしていますが、両者ともかなりのコロニーができてしまいます。
すでに指摘がありますが、ligationなしでコロニーがでるならベクターの切れ残りがあるということです。それに加えて脱リン酸化に問題があるかどうかは、単位ベクターあたりのcfuを算出して、ベクターのみをligationしたものとで比較することでわかります(せっかくそういうコントロールをとっているのですから、有効に使いましょうよ)。両者、cfuがほとんど変わらないというなら切れ残りが主要な問題で、脱リン酸化はうまくいっているということですし、ligationしたほうが桁違いにcfuが高いなら、脱リン酸化が不十分でセルフライゲーションがかなり起こっているということです。
きちんとやるなら、トランスフォーメーションに使用するベクター量を一定にしておいて、菌量を一段階で10倍ずつ変えて振った(正確にやるにはそれぞれreplicateをとる)プレートで、コロニー数がある程度多く、しかもカウントできる区で計測、比較する必要があります。最近は、サブクローニングごときで、こうした基本的過ぎることは省略してしまうのが普通かもしれませんが、ビギナーやなにかトラブルがあった場合は、ちゃんと押さえておいたほうがいいでしょう。
ところで、青白選択ができる系ですよね。いくら空のベクターのコロニーが生えたとしても、白いコロニーが拾えれば先に進めるのではないですか。 |
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