昆虫細胞で大量発現、分泌したたんぱく質の精製を行っています。
第1段階として部分精製&濃縮のために、SP-sepharoseを行っており、精製はできているのですが、素通り画分を見ますと結構な量が漏れていました。
カラムサイズを少し大きくしてみたのですが、やはりアプライの時点でかなりピークが振り切れているので、カラムのキャパを超えているように思います。
元々のサンプルに含まれる培地成分(沢山のアミノ酸が含まれていますよね?!)を抜いてから、アプライした方がいいのでしょうか?あるいは、pHを平衡化Bufferに同じにしたり、希釈した方がいいのでしょうか?
現在の方法は、分泌タンパク質を遠心分離し、その上清をフィルターろ過して、そのままアプライをしています。
何かの資料で、平衡化bufferで透析(置換)してから行っているのを見たことがあるのですが、500mL〜1Lサイズを透析する装置がないので、困っています。(小容量の透析膜はあるのですが・・)
素通りする原因&対策方法などのアドバイスがございましたら、教えていただけますでしょうか。お願い致します。 |
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