PFAは水溶液にした時点で水解してformaldehydeになりますので、物質としては同じになります。
ただ、formaldehyde水溶液(フォルマリン)は不安定で、酸化分解してギ酸を生じたりして、標本に悪影響を与えることがあります。
また、市販のフォルマリンは安定剤(重合防止剤)としてメタノールが入っているのが普通です。抗原によってはメタノールに感受性のものがありますので、こういうフォルマリンで固定すると、免疫染色がうまくいかない場合があります。
こうしたところに、formaldehydeは固体PFAとして保存しておいて、使用時に水溶液を作るという意味があります。
同様の論議は過去トピにもなんどかあったと思います。 |
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