Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

分子量による分離 トピック削除
No.1120-TOPIC - 2009/08/28 (金) 22:07:56 - DAPI
こんにちは。
タンパクの精製を初めて行っており、適切な方法がわからないので質問させてください。

溶液中に200kDa前後のタンパク質があり、きわめて少量です。それに対して、400kDa以上の様々な分子量のタンパク質などが圧倒的多数存在しています。

この溶液中から200kDa前後のタンパク質のみを精製したいと考えています。300kDaぐらいを境に分離できるようなカラムを探しているのですが、そのような製品があれば紹介して頂きたく思います。
タンパク質の構造や下流の実験によって使用できる製品が決まってくると思うのですが、できれば遠心機で手軽に使えて精製後の体積が数μlになるようなものが最適です。

漠然とした話ですが、宜しくお願いします。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


横ですが 削除/引用
No.1120-8 - 2009/08/30 (日) 06:30:26 - K
「カラム」は、Gelに限らずChromatographyに用いる分離するツールをカラムと呼んでいます。HPLCカラムとか、アフィニティカラムとか。

たかが用語と思われるかもしれませんが、ご自分のなさりたいことを他の方に説明するときは共通の言葉を使うとスムーズにやりとりできると思います。所属されている研究室独特の用語だとは思いますが、鵜呑みにせずにきちんと調べることが大事だと思いますよ。(と、学生さんにいつも言っています)

皆さんと同じく、ゲルろ過のほうが適していると思いますよ。
限外ろ過膜を使ったものの方が高いし、ゲルなんて自分で詰めれば安いものです。ゲルより膜の方が吸着率高い印象がありますしね。(これは蛋白によるでしょうけれど)

(無題) 削除/引用
No.1120-7 - 2009/08/30 (日) 05:42:48 - とおりすがる
たぶん既に頭が限外ろ過膜のほうしか向いていないようですが、皆さんおっしゃるようにゲルろ過の方がうまくいく可能性が全然高いかと思います。
限外ろ過膜はcut offより分子量が大きくても落ちるものは落ちるし、小さくても残るものは残ります(多分説明書にもいくつかのタンパク質の例などが書かれていると思います。チャンピョンデータであの程度です。)。

(無題) 削除/引用
No.1120-6 - 2009/08/29 (土) 18:28:25 - DAPI
- ~様
価格も安いし理想的な製品です。さっそく詳しく調べてみます。

AP様
カラムはgel chromatographyのことを意味することが多いのですか。遠心機で使用する精製器具はすべてカラムと呼んでいました。

確かに高分子にMWCOを持つUF膜製品は少ないですね。小さい穴の空いた膜よりも大きな穴の空いた膜の方が簡単に作れそうだと思うのですが、何か理由があるのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.1120-5 - 2009/08/29 (土) 11:46:28 - AP
八つ当たりっぽいですが、
「カラム」というとどうしたってgel chromatographyのことだと思ってしまいます。言わんとしているのは「限外ろ過膜 UF membrane」ですね。UF膜はカラム状の器具の底に張ってあろうとカラムとは言わない(ほうがいい)ものだと思いますが(UF膜を支持する器具をひっくるめていいたいなら、UF膜カートリッジとかUF膜ユニットとか)。

高分子にMWCOを持つUF膜製品はそれほど多くないですがザルトリウスやポール(Pall)にはあるようです。限外ろ過のMWCOで分画するのは簡便ですが、どんな材料にでもオールマイティーに性能を発揮してくれるかどうかという点で、私には100%信頼できないところがあります(目的の物質に対して夾雑物が過剰にある場合の目詰まりや、すっぽ抜けなど)。

ゲルクロマトグラフィーでも小容量のゲル担体だけならそんなに高くないし(2万円くらい?)、それを適当なカラムに詰めてオープンカラムで分画という方法なら、そんなにコストはかからないと思います(ゲルは何度も使うことが出来ます)。私なら、自前の装置がないとしても、普段からHPLCを回している研究室にたのんで分画してもらうかな。

300kDa以上の分子は通過できないメンブレン 削除/引用
No.1120-4 - 2009/08/29 (土) 08:18:51 - ~
価格まで見ていませんが、
英語版googleで300kDa MWCOを検索したら
http://www.sigmaaldrich.com/catalog/ProductDetail.do?N4=Z722189%7CSIGMA&N5=Product%20No.%7CBRAND_KEY&F=SPEC
がトップにヒットしました。

ただ、私もゲルろ過が正攻法だと思いますけどね。

(無題) 削除/引用
No.1120-3 - 2009/08/28 (金) 23:40:54 - DAPI
AP様

ご回答ありがとうございます。
column gel chromatographyは値段が高いので回避したいところです。
イメージとしては、300kDa以上の分子は通過できないが、それ以下の分子は通過できるような微小な穴の空いたメンブレンを張ったカラムにサンプルをアプライし、遠心操作で夾雑物を濾過し、300kDa以下の分子量を得ることはできないか・・・と考えています。

(無題) 削除/引用
No.1120-2 - 2009/08/28 (金) 22:41:16 - AP
>300kDaぐらいを境に分離できるようなカラムを探しているのですが

という文面から察するにgel filtration (size exclusion gel chromatography)のようなイメージで、不必要なサイズをカットオフしようとしているのではないかと思いますが、違うでしょうか。この方法でカットオフされるのは低分子量側ですので、たとえ排除限界が300 kDaのゲルがあったとしても、必要とする側がカットオフされることになって不適切ではないでしょうか。

ふつうに考えれば、分離しようとするタンパク質の分子量が分画範囲内にあるゲルで(たとえばSepharose CL-6B. ttp://www.sigmaaldrich.com/life-science/proteomics/protein-chromatography/gel-filtration-chromatography.html)でcolumn gel chromatographyをしてサイズフラクションをとるのが正攻法だと思います。

分子量による分離 削除/引用
No.1120-1 - 2009/08/28 (金) 22:07:56 - DAPI
こんにちは。
タンパクの精製を初めて行っており、適切な方法がわからないので質問させてください。

溶液中に200kDa前後のタンパク質があり、きわめて少量です。それに対して、400kDa以上の様々な分子量のタンパク質などが圧倒的多数存在しています。

この溶液中から200kDa前後のタンパク質のみを精製したいと考えています。300kDaぐらいを境に分離できるようなカラムを探しているのですが、そのような製品があれば紹介して頂きたく思います。
タンパク質の構造や下流の実験によって使用できる製品が決まってくると思うのですが、できれば遠心機で手軽に使えて精製後の体積が数μlになるようなものが最適です。

漠然とした話ですが、宜しくお願いします。

8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を