蛍光免疫染色の初心者です。
今、動物の組織中に分泌されるであろう低分子タンパクの局在を見ようとしているのですが、シグナルが小さくうまくいきません。膜タンパクはきれいに染まっています。
主なプロトコルは以下のとおりです。
<動物からのサンプル回収>
ヘパリン入り生食還流→4%PFA還流→4%PFAに浸漬固定→スクロース溶液で脱水→OCTで凍結包埋、切片作製
<染色>
PBS wash→Blocking, 1h at 37℃ (BSA or serum in 0.3%TritonX )→1st Ab, over night at 4℃ →PBS wash, 2nd Ab→封入→撮影
今のところ考えている原因と対策は
@抗体の濃度が適切でない →濃度をふって検討してみる?
Aヘパリン結合性タンパクとの情報もあるので、還流中に流出した →生食に変更?
B低分子分泌タンパク質のため、染色作業中にBufferに流れ出てしまった →
染色を行う前に、冷メタノールやアセトンで固定してみて流出を抑える?
です。免疫染色にお詳しい方、分泌タンパクを染めたことがある方、対策やアドバイス等ありましたらよろしくお願いします。
(なおBの対策は、プロトコル集・文献に載っていて応用できるかもしれないと考えたものです。ただ、冷メタノールやアセトンで固定するのは新鮮凍結切片やPFA固定ができないサンプルだとも書いていましたので、適切ではないかもしれません。) |
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