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透析チューブの前処理 トピック削除
No.1069-TOPIC - 2009/08/19 (水) 10:30:51 -
実験で透析チューブを始めて行なうことになりました。
ヴィイスキングチューブという安いものを購入し、前処理が必要のようですが、前処理方法がわかりません。
グリセリンや硫黄を除去するために、炭酸ナトリウム溶液中で煮沸してから水でよくすすぎ洗うと上司が言っていました。
調べてみると、水でよく洗うだけで良いとか、EDTA中で煮沸するとか・・・。
どのように行なったらよいでしょうか?
お分かりの方、教えて下さい。
宜しくお願い致します。
 
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No.1069-8 - 2009/08/19 (水) 21:53:54 - AP
>昔の透析膜には作成方上、わずかな重金属が残留している(可能性)があるそうです。あと、安定化のためにグリセロールが付いています。これらを取り除くために、EDTA処理とか煮沸が推奨されたようです。

試薬や器具の生産技術は日進月歩でどんどん良くなっているのに、調製方法は大昔、製品の質が良くなかったころのプロトコールがそのまま踏襲されているようなことって良くありますよね。

フェノールは蒸留してから使えとか、市販のDNaseからRNaseのコンタミを除去してRNase-freeにする方法とか(もうそんなことを知っている人も少なくなっているでしょうが)。透析膜をEDTA/炭酸バッファーで煮沸しろというのもそのひとつだと思います。

>しかし、別トピ関連でいろいろメーカーサイトを見ていたら、煮沸は性能が変わるので勧めない、という記述もありました。(すいません、どこのメーカーか忘れました。)

細胞倍地に加える血清でも、補体を不働化する熱処理は必須だと刷り込まれていますが、成長因子等も変性させるのでしてはいけないとする商品もありますね。

(無題) 削除/引用
No.1069-7 - 2009/08/19 (水) 12:33:42 - AP
>ところで、APさん、Molecular Clonig 3rd edとは何でしょうか?

打ち間違えていましたが、
Molecular Cloning: a laboratory manual の第3版
Sambrook & Russell 著 CSHL press出版
という本です。
Molecular Cloningは初版から一貫して分子生物学実験のバイブルと言って良い本です(当時の著者名をとって「Maniatis マニアティス」といえばこの本だと、この分野の人間ならだれにでも通じたほど)。

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No.1069-6 - 2009/08/19 (水) 12:00:02 - Tb
昔の透析膜には作成方上、わずかな重金属が残留している(可能性)があるそうです。あと、安定化のためにグリセロールが付いています。これらを取り除くために、EDTA処理とか煮沸が推奨されたようです。しかし、別トピ関連でいろいろメーカーサイトを見ていたら、煮沸は性能が変わるので勧めない、という記述もありました。(すいません、どこのメーカーか忘れました。)
Pierceの製品は、チューブタイプのものもなんの前処理しなくていいとあったと思います。glycerolとかは所詮透析中にとれるので、よほど微妙な用途に用いるのでなければ、水で洗うだけでいいと思います。

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No.1069-5 - 2009/08/19 (水) 11:43:54 -
mom-a さん、APさん ご返答ありがとうございます。
参考にさせていただきます!

ところで、APさん、Molecular Clonig 3rd edとは何でしょうか?
教えて下さい!

宜しくお願い致します。

(無題) 削除/引用
No.1069-4 - 2009/08/19 (水) 11:38:16 - AP
>チューブの中を開いて水を通すことはしませんでした。これも、良いのかどうか不安なところです。

気になる場合は、使用直前に使う分だけ内部を蒸留水で洗ってやれば良いと思います。Mol. Cloningのプロトコールもそうなっています。

(無題) 削除/引用
No.1069-3 - 2009/08/19 (水) 11:34:41 - AP
炭酸バッファーで煮るというのが古くから言い伝え(?)られていますが(昔気質の人はそれにこだわるかもしれませんが)、それを知っていた上で、ラボで行われていた方法は、
・蒸留水で煮る。そのあと滅菌蒸留水を数回交換しながら洗って冷蔵保存。
・蒸留水中でオートクレーブをかける。あとは同上。
・水道水を流しながら、もみほぐしつつ洗ってすぐ使用(急場しのぎ的に)。

これらの方法を習ったのは、お金のない研究室でのことで、国産の一番安い未処理品を使っていたはずですが、そんなもんでした。


最近の成書ではどう書いているのかとおもってMolecular Clonig 3rd ed.を見てみたら、一応、1 mM EDTA/炭酸バッファーで煮るというプロトコールを載せた上で、その代わりにH2O中でオートクレーブでもOKと注釈に書いてありました。

(無題) 削除/引用
No.1069-2 - 2009/08/19 (水) 11:08:22 - mom-a
新しいものを購入されたのですよね?でしたら、メーカーに問い合わせるのが一番確実ではないでしょうか。

参考までに、ン10年前の私の方法をご紹介しますが、私が昔使っていたのは、どこのメーカーか忘れてしまったので、どのメーカーのものにも対応できるかどうか不明なのでご注意下さい。

使ったチューブは、乾燥したものでペタンとつぶれていてリボン状でした。これがくるくる巻かれて箱に入っていました。このままではチューブの中にサンプルを入れられないので、水で戻してやります。私は精製水でぐつぐつ煮ました。

あと、不純物を除く、という意味では、煮ている途中で水を交換したり、最後に水洗いしたりしました。ただ、私はそこそこの長さのチューブを切り(1箱全部ではないですが)ゆるく丸めてそのまま煮ていましたので、チューブの中を開いて水を通すことはしませんでした。これも、良いのかどうか不安なところです。

透析チューブの前処理 削除/引用
No.1069-1 - 2009/08/19 (水) 10:30:51 -
実験で透析チューブを始めて行なうことになりました。
ヴィイスキングチューブという安いものを購入し、前処理が必要のようですが、前処理方法がわかりません。
グリセリンや硫黄を除去するために、炭酸ナトリウム溶液中で煮沸してから水でよくすすぎ洗うと上司が言っていました。
調べてみると、水でよく洗うだけで良いとか、EDTA中で煮沸するとか・・・。
どのように行なったらよいでしょうか?
お分かりの方、教えて下さい。
宜しくお願い致します。

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