>昔の透析膜には作成方上、わずかな重金属が残留している(可能性)があるそうです。あと、安定化のためにグリセロールが付いています。これらを取り除くために、EDTA処理とか煮沸が推奨されたようです。
試薬や器具の生産技術は日進月歩でどんどん良くなっているのに、調製方法は大昔、製品の質が良くなかったころのプロトコールがそのまま踏襲されているようなことって良くありますよね。
フェノールは蒸留してから使えとか、市販のDNaseからRNaseのコンタミを除去してRNase-freeにする方法とか(もうそんなことを知っている人も少なくなっているでしょうが)。透析膜をEDTA/炭酸バッファーで煮沸しろというのもそのひとつだと思います。
>しかし、別トピ関連でいろいろメーカーサイトを見ていたら、煮沸は性能が変わるので勧めない、という記述もありました。(すいません、どこのメーカーか忘れました。)
細胞倍地に加える血清でも、補体を不働化する熱処理は必須だと刷り込まれていますが、成長因子等も変性させるのでしてはいけないとする商品もありますね。 |
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