たとえば、あるタンパクを大腸菌で作るためにcDNAを得たとします。
まずずべてコドンをみて、頻度の高いものに変換して大腸菌よう
発現ベクターを作る人は少ないと思います(だからといって
そのストラテジーを否定するわけではありません)。
なので、使用頻度の高いコドンに変える手間をどう考えるかという
ことに尽きると思います。
しかしながら、レアーコドンtRNAを供給することで非常に改善された
という例もありますので、できないなら無視しろと簡単にいえるものでも
ありません。
各社タンパクさんせい用の大腸菌を調べると分かると思いますが、
上記に書いたように、cDNAのコドンを変換するのではなく、大腸菌に
レアーコドンに対するtRNAを補給したものがうられていますので
そちらで対処する手はあると思います。
で私なら、プライマーを1セット余分になるくらいですむなら、
両方やってみます。目的のクローンがとれる取れない、または
機能する機能しないとか、大腸菌で安定だとか安定でないとか、
PCRがかかりやすいとかかかりにくいとか、、
いろいろ理屈上よく分からないこともおきますので、
複数の方法を持つのは得策であろうと思っているからです。 |
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