7−8週齢の200g位のラットの場合、Lamda(耳の穴位の位置・・・0点にある骨の結合)とBregmaの距離が、6.8mmから7.2mmくらいだと思います。
Lamdaの位置が0点から外れていると、イヤーバーの固定がずれていることが多いので、イヤーバーの固定をやり直したほうがよいです。
lamdaとbregmaの距離がこの範囲に入っていない場合も個体によってはありますので、その場合は計算上の位置から補正しています。
(とくに、狙っている位置がLamdaとBregmaの間にある場合には)
LamdaがYの字のときには、Yの交点のちょっと上(▽の中心くらい)にしています。
脳底位固定装置は個人の癖がでやすいので、(新しい場所を狙うときにはとくに)いつも同じ固定装置を用い、おなじ手法(たとえばYのどこを狙うか)で施術し、1匹ごとに施術の記録を取っておいて(縫合のどのあたりを狙ったか図を書いたり)、あとで脳切片で位置を確認するときにその記録と照らし合わせ、結果を次回の施術に生かすようにしています。
あと固定装置のネジはしっかり締めることが重要です。 |
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