>[Re:22] グーさんは書きました :
> 「The areas between cross-links, swollen with water, act like
> pores permitting sufficiently small solute molecules to pass
> through the membrane.」
> >というわけで、膜の片側から反対側までトンネル状に穴が開いているわけではないようです。
>
> クロスリンクの間隙のエリアがポアとして効率的に働くと翻訳できます。(トンネル状に)穴が開いているという表現で問題ないと思いますが。
これの何処をどう読んだら「(トンネル状に)穴が開いている」となりますか?
>[Re:27] 通りがかりさんは書きました :
> とりあえず写真で見ればイメージが掴みやすいのでは?
> ttp://chemeng.on.coocan.jp/memb/m_mb1.html
透析膜の写真に、膜表面の穴は(アングル的に)写ってないですね。
柔軟で、水で水和した線形のポリマー(一部結晶化しているのでかろうじて構造を保っている)を材料に、一体どのような魔法を使ったら、トンネル状に穴が開いた厚みを持った膜が作れますか?
穴が開いていたら、体積流に乗って、どんな分子でも大きさだけに依存して穴を通過してしまいます。でも、実際は、小さくても透析膜を浸透し易い分子とし難い分子が存在します。一方で分子量数万のタンパク質だって抜けていきます。
それは、(The areas between cross-links)結晶化した堅い部分と堅い部分の間にある、水和したポリマー分子の絡み合った編み目の部分が、分子の熱運動によって、一瞬、隙間が開いて、その隙間を溶質が拡散していくことによって通過するからです。別に比喩で溶解という単語を使った訳ではなく、実際に、ポリマーと相溶するかどうかが溶質の浸透のし易さに関わっています。もちろん、分子サイズも溶解と拡散の重要なパラメタです。 |
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