いつも参考にさせていただいております。
実験遂行時に困ったことが生じたため、こちらで質問させて
いただきます。
現在、ある表面抗原Xに対するリガンドを釣ろうとしております。X抗原の細
胞外ドメインとマウスIgGの融合タンパクを、ビオチン化したリガンド発現細
胞へ反応させました。ビオチン化はピアス社のキットを用い、ビオチンを反
応後にPBSで3回細胞を洗い、lysisバッファに溶かしました。その後、融合
タンパクを反応させ、プロテインAで回収しました。SDS-PAGE、トランスファ
ー後に、ストレプトアビジンで反応させ、X線フィルムで感光させました。
フィルムを見ると、lysisバッファ中で反応させた融合タンパクと思われる
バンドが検出されました(他にはバンドはありませんでした)。抗原Xに対す
る抗体があったため、それでリブロットすると、やはり、融合タンパクが検
出されました。
ビオチン化後に融合タンパクを入れているのに、結果を見ると融合タンパク
もビオチン化されているということになります。
ビオチン化反応はトリスで止めたはずなのに、こういった現象が起こるのが
なぜだか判りません。何かご意見、アドバイスを頂けますでしょうか。
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