>[Re:8] GFPさんは書きました :
> HisTag付きのAcGFP融合タンパク質をHisカラムで精製後(イミダゾールが含まれています)、どのように保存したら良いのでしょうか?ということです。
>
> 今は4℃保存しているのですが、沈殿(タンパク質の変性)や蛍光特性の損失が怖いです。一方、冷凍保存するとこれも蛍光が失われるのではないかと不安です。
凍結しても融解するときに沈殿を生じることがありますので、
沈殿を避けるために凍結というのはあまり判断基準には
ならないです。
> 話は変わるのですが、Hisタグ精製後、SDSで精製を確認するとまだまだ複数のバンドがあります。これからさらに、精製度を高める実験として何かありますでしょうか?Hisカラムにもう1度通すことや陽イオンカラムに通すことが考えられますが。
陽イオン、陰イオン交換カラム、ゲル濾過、疎水性カラム、HAP、プレパラティブ電気えいどう
選択肢は可也あると思います。核酸に親和性があるものや、分泌タンパクであればヘパリン
なども使う人があります。
いろいろバンドがあるといけないかどうかはなんともいえません。ある程度クルードでも
実験の評価に耐えられることがあると言うのは事実です。
ただ、大腸菌とかで発現させて、マンマルの細胞にとなるとタンパク以外のものも
気になりますしもう1段階ぐらいはなんかやった方がいいと思えます。
構造解析などでルーチンにやっているところは次にゲル濾過を持ってくるところも多いようです。 |
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