「膜に局在している」ということを示すのなら、細胞破砕液を遠心して沈殿=膜画分に回収されるかどうかを見るのが普通だと思います(生化学的手法だけに限定すれば)。どの膜に局在しているかによって遠心条件が変わります。
carbonate extractionは、膜に局在していることがわかっているタンパク質について、膜表在性(静電的相互作用によって膜に結合している)なのか膜内在性(疎水性相互作用によって膜に埋め込まれている)なのかを明らかにするための方法です。高いpHで静電的相互作用を狂わせることで膜表在性タンパク質を膜から剥がします。
同じような目的で用いられる手法としてはTriton X-114を用いた二相分配法もあります。こちらは疎水性タンパク質だけを界面活性剤層に分離して回収します。どちらもかなり古典的な手法です。 |
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