私のレシピ帳によれば、10 mM Tris (pH 7.5)/15 mM NaCl。出典はMolecular Cloningだったと思う。
他にも酢酸塩のバッファーやプ水に溶かすというのもあったかもしれない。
等電点が高いので、溶解しやすさなどを考えても、おそらくバッファーを用いたほうが良さそうだ。
10あるいは20 mg/mLに溶かし、容器ごと15 分ほど沸騰水浴をする。
当該製品も含め、RNase A製品は未だにウシの膵臓から取っているので、DNaseやプロテアーゼなどが残留している可能性が高い(ほぼ確実に残留している)。RNae Aが丈夫で熱失活しないことを利用して、夾雑している酵素を熱で殺す。これをしないと、RNaseでDNAからRNAを除去しようというときにDNAも分解する。溶媒を予めオートクレーブ滅菌するのもいいが、むしろ溶かしたあとの熱処理が重要。 |
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