実験動物でしたら、提出する前に腹部大動脈を切ってから左心室からsaline、KHあるいはPBSなどを注射でゆっくり注入すれば(マウスなら5~10mlくらい)血液を除去できます。心臓が色が変わるのでわかります。
それでも残る赤い色はミオグロビンです。心筋や骨格筋の細胞内に豊富に含まれるタンパク質ですので、これらの組織ライゼートにはどうしても含まれます。吸光度の測定で波長によってはヘムの吸収が影響することがあるかもしれませんのでback groundのコントロールと比較する必要はあります。ヘモグロビンはペルオキシダーゼ活性があるので、多量に混在している場合はHRPなどの酵素系を検出に用いるassayでは注意が必要です。でもミオグロビンはペルオキシダーゼ活性はなかったと思うのでその点は大丈夫と思います。 |
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