糞便を破砕、タンパク質を沈殿させクロロホルム、エタノールを用いてDNAを析出させてTEで解かしたDNAをPCRにかけて16srRNA遺伝子領域を増幅させています。
最終的に内部の細菌のDNA配列を特定したく、細菌種ごとに内部の配列が異なる16srRNA領域を電気泳動で切り出し⇒クローニングにかけ菌種を特定したいのですが、電気泳動にかけた際どうしても16srRNAのバンド1,500bpから上の部分にかけてスメア状のものが形成されてしまいます。
PCRのTm値をいじったり、テンプレートのdna量を変えたりしていますが効果がありません。
コントロールとして大腸菌のDH5αも同様の方法で電気泳動にかけているのですが、こちらはきれいに目的配列の長さのものがバンドとして見えているので、私は糞便内の何らかの物質がPCRを阻害しているのでは、と考えていますが原因が分かりません。
ゲノム抽出の際に入れる試薬に工夫が必要だと考えているのですが、この場合、どのような処理をすれば良いのでしょうか? |
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