>[Re:4] ソフトさんは書きました :
> 返答ありがとうございます。
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> そう言う事だったのですね。ただ両マウスにおける差をみたいのであれば完全なKOとWTマウスを使った方が差は見易いのにと疑問を持ちました。
何も情報がない状態ではそういう風に考えて実験するのはおかしくないかもしれません。目に見える表現系とかその他の情報、予備的実験でWT出なくても良いだろうと察しがついてたのかもしれませんね。また、無い状態では0その遺伝子により現象は0な訳でアッセイ系がそのように動くと期待されているならば、WTの必要はないでしょう。くわえてAPさんが非常に重要なパラメーターを提示してくれていますね。
ヘテロどうしの交配なら、へテロのマウスの数が多くなるのでnが稼ぎやすいというのもあるかもしれません。KOの数はその半分ですが使うnの合計が多ければ統計のパワーを上げることもできますし。またヘテロxOKの交配なら1:1でうまれてくるのでヘテロxヘテロで1:2:1から振分けるより両方のジェノタイプの数を容易に得ることができます。
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> WTに比べ発現量の少ないヘテロを用いても完全なKOマウスと解析結果に有意な差があるとしたら、ノックアウトした遺伝子の重要性を、WTを用いる場合よりもさらに示唆できるという解釈も可能でしょうか。
それは何とも言えません。へテロがWTの発現の半分であるかどうかは確認してみて初めて分かるわけですから。ホメオスタシスといいますか、体内のバランスを一定に保とうとするメカニズムも存在するわけですから。WT、ヘテロ、KOを使って発現量依存性を示せた方が、説得力があるかもしれません(へテロがWTより明らかに少ない量ということが確認できたうえで)> |
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