>IP用の抗体がないタンパク質はポリクロを使う方がいいのでしょうか?
それは一概に言えません。抗体によっては作るときの抗原としてペプチドを使っている場合もありますし、リコンビナント(一部分の配列のときもあるし、全長だったりする)のときもあります。後者は確かに一部の配列が露出してなくとも、IPできる可能性があります。
>あるいは逆にポリクロが複合体を壊してしまうのでしょうか?
場合によってはそれはあると思いますが、必ずしもそうでないでしょう。
IPしたときのその蛋白やパートナーの蛋白の沈降が非常に見にくいときはクロスリンクしてからIPする手もあります。クロスリンクできれば、共有結合のため多少乱暴な抽出(変性条件とか)してもIPできるし、隠れてたエピトープ(があったとして)も露出できる可能性があります。そちらの方の方法論も色々と取れると思いますから視野に入れておいて情報を集めてもいいのかもしれません。 |
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