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Elisaで再測定 トピック削除
No.9812-TOPIC - 2021/07/19 (月) 21:20:01 - ajd
マウスの血中インスリンをElisaで測定したのですが、キットの測定範囲を下回る低い吸光度が得られたサンプルを、さらに高感度タイプのキットで測定しなおしたところ、今度はその測定範囲を上回る高値となってしまいました。
サンプルはボルテックスしてよくピペッティングしているのですが、なんだか時々偏りがあるようです。1回目の測定値と2回目の測定値の差が大きい場合、どのようにされてていますか?
 
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(無題) 削除/引用
No.9812-11 - 2021/07/24 (土) 12:10:59 - あの
別の観点で、アドバイスします。

マイクロプレートを使う場合、
ウェルの中に最初に入れるのは、バッファーとか、
希釈済みの抗体液とかの粘性の少ないものにして、
その後に、粘性の高い血漿とかを入れた方が良いです。

プレートシェーカーで撹拌しても、逆の順番だと、
血漿と抗体等が、よく混ざらないことがあるからです。


それから、
スタンダードカーブを書かせて濃度計算に用いるソフト
(というか計算式やアルゴリズム)にも注意が必要です。

ソフトによっては、一番濃度の低いスタンダードよりも
低い濃度は、計算不能として、データが得られなくなる
ものもあります。こういうソフトの場合は、既知の高濃度と
低濃度の変動があると知られているホルモンとかだと使いにくいです。
たとえば、性周期中のプロジェステロン濃度の推移とかは、
黄体のある時期のサンプル以外は、算出不能にされてしまいます。

そのため、当方では、昔のラジオイムノアッセイ用ソフトを
使うこともあります。

(無題) 削除/引用
No.9812-10 - 2021/07/23 (金) 19:16:22 - ajd
qq先生
詳しく説明して下さってありがとうございます。
理解することができました。
サンプルは凍結したものを溶かして使用しています。
凍結後なのでボルテックスをしていたのですが、もしかして均一に攪拌できていないのかな?と思うことがたまにあります。

(無題) 削除/引用
No.9812-9 - 2021/07/23 (金) 18:01:26 - qq
感度を高めるために増感反応を入れると、ノイズも一緒に増感されるのでS/Nを落とすことになりかねないということです。
最も感度の高い方法を常に最初の選択肢にすることは無いのではないでしょうか?必要に応じて感度の高い方法を選択して、そのためにノイズを低くする手段もさらに検討することになるでしょう。
可能であれば、検出するために必要十分な感度の手法を選択すると思います。

「うまく検出できなかった原因を感度のせいにして本当に良いのですか?」ということに目をつむってしまうと本来の解決に至らないかもしれないということです。

あなたのケースでは、
>サンプルはボルテックスしてよくピペッティングしているのですが、

で、激しい撹拌が必ずしも良いミキシングを与えない可能性も考慮すべきではないかなと思います。むしろ蓋を閉めて緩やかに反転撹拌するほうが良いのではないかなと思います。
そして、1回目と2回目の間のサンプル保存は凍結保存なのか冷蔵保存なのかどうなっているのだろうかと思います。但し、私はインスリンの保存に関して経験はありません。

(無題) 削除/引用
No.9812-8 - 2021/07/23 (金) 17:02:20 - ajd
>高感度タイプでの測定の方が、確かに正確性は高いのかも…
>そんな事言いましたっけ
そういうことなのかと解釈してしまっていました。
そういう意味ではなかったのですね。
不勉強で申し訳ありません。

(無題) 削除/引用
No.9812-7 - 2021/07/23 (金) 16:56:38 - ajd
>一般論として、高感度と正確性は相関するというよりは、相反すると考えたほうが良い
そうなのですね。
高感度でない場合の測定がラフな測定で、高感度の方がより精密に測定している→高感度の方が正確な測定、という風に考えてしまっていました。
もしよろしければ、高感度と正確性が相反する理由について教えて頂けないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.9812-6 - 2021/07/21 (水) 23:20:43 - おお
>高感度タイプでの測定の方が、確かに正確性は高いのかも…
そんな事言いましたっけ

(無題) 削除/引用
No.9812-5 - 2021/07/21 (水) 22:16:02 - qq
>高感度タイプでの測定の方が、確かに正確性
一般論として、高感度と正確性は相関するというよりは、相反すると考えたほうが良い

(無題) 削除/引用
No.9812-4 - 2021/07/21 (水) 15:27:33 - ajd
再測定したいのですが、サンプルがほとんど残っていないのがネックです。
高感度タイプでの測定の方が、確かに正確性は高いのかも…
ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.9812-3 - 2021/07/20 (火) 01:28:39 - おお
キットの検出可能範囲(特に下限)は、理想的な状況と実験で使われるようなクルードなサンプルでは違うだろうから、高感度タイプの数字を使えばいいと思う(再現性があるのなら)。

実験の基本は何を使ってどんな結果が得られたかということで、何を使ったかが明記されていればその結果を示すのは問題がない。違う見方をすればもし、違う高感度ELISAキットを使うと違う結果が出てもおかしくないと言うこと。

毎回のブレに関しては色々なファクターがあるかもしれませんが、Washを増やすなりの工夫がもしかしたら有効かもしれません。

(無題) 削除/引用
No.9812-2 - 2021/07/20 (火) 00:12:38 - Gh
>[Re:1] ajdさんは書きました :
> 1回目の測定値と2回目の測定値の差が大きい場合、どのようにされてていますか?

もう一度測定する、かな。2つ3つ希釈をもうけて。

Elisaで再測定 削除/引用
No.9812-1 - 2021/07/19 (月) 21:20:01 - ajd
マウスの血中インスリンをElisaで測定したのですが、キットの測定範囲を下回る低い吸光度が得られたサンプルを、さらに高感度タイプのキットで測定しなおしたところ、今度はその測定範囲を上回る高値となってしまいました。
サンプルはボルテックスしてよくピペッティングしているのですが、なんだか時々偏りがあるようです。1回目の測定値と2回目の測定値の差が大きい場合、どのようにされてていますか?

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