誰の誰に対する差別を想定しているのでしょうか?
例えば白色人種からアジア系の差別と言う例であれば、昨今の自然科学分野での中国の論文発表数を考えれば、アジア系に対する差別が極端に行われているとは考えにくいです。
(不適当なネガティブな評価を受けている、という論点に対しては発表数ではなく棄却された論文数で議論するべきかもしれませんが)
自分が査読するときは、読めない名前があるとどこの名前かなと思うことはありますが、それによって評価に影響が及ぶことは完全にないと断言出来ます。
アメリカにあるビッグラボだと通りやすい、と言う程度の話であればそれは差別ではないと思います。
支援施設が充実し習熟した技術員が実験を実施してくれて研究者は議論と考察に集中できる環境で用意した論文と、日夜事務仕事や雑事に忙殺されている中で書いた論文の評価に隔たりが生じるのは当然です。
科学界における人種差別そのものについては、むしろ昨今議論が盛んになっていると思います。Nature, ScienceのNews/opinionでも人種差別についての記事は日常的に目にします。 |
|