既に時間が経っているので解決しているかもしれませんが、答えます。
一般論としてスケールアップもしくはスケールダウンして遺伝子導入効率が変化する際の原因は第一にヒトの手技の変化。第二にプラスミド調整時の変化です。一度、いつも通り6 wellスケールでPlasmid/OptiMEM/TransITを作製し、24 wellスケール分だけを24 wellに加えてみて下さい。
あとは質問者の方の各論になりますが、気になる点が2つありまして、1点目は「OptiMEM+4% FBS」の記述です。4%FBS入りのOptiMEMはTransITの公式プロトコール通りでしょうか?今一度確認をお願いします。
2点目ですが、「場合によっては48~72時間くらいで細胞が丸くなって死んでいきます」という点です。毒性の高いタンパク質を過剰発現させた場合には丸くなって死んでいきますが、遺伝子は導入されていないが丸くなって死ぬ、というのは導入の問題ではなく細胞培養の問題である可能性が高いです。微生物のコンタミや培地の色をチェックしてみて下さい。
293細胞は比較的遺伝子導入の易しい細胞です。なので、
1. 健康で80%前後confluentの細胞
2. 普通のminiprepキットで十分ですが、キレイなプラスミド
を準備して公式プロトコール通りに行ってみて下さい。 |
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