病理の方は、5mm厚以上の術後組織に対して市販の緩衝ホルマリン液(0.1M Na-PO4+4% formaldehyde,安定剤としてメタノール含有)の使用を想定しているのではないでしょうか。低温だと組織浸透性が悪い、と聞いたことがあります(リン酸緩衝液の粘性が高いから??)。室温に戻すのが面倒だし...とも聞いたこともあります。自分の経験ではないので真偽は不明。
スライドガラス上の細胞の固定なら、緩衝ホルマリン液を便利に使っています。
シビアな抗体ではないのが原因かもしれませんが、低温でも室温でも10分ほどの固定では問題はないです。ただし、ラボの他のメンバーは自作抗体でPFAを汎用している者もいます。 |
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