>[Re:7] ゆうやさんは書きました :
> 条件決まる前にまず非標識のプライマーで検討して問題なく増幅が確認されたら、標識プライマーでしようかと考えていますが、標識の有無はPCRに何かしら影響をもたらしたりはしないのでしょうか?
> (まず非標識で条件検討しようかと考えている理由は研究費の関係です)
アニーリングする塩基はいっしょで5末端になにかついてもアニーリングが阻害されるとは考えられないですし、そういうラベルで条件を見失ったという話は今の所聞いたことはないです。
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> 伸長時間が1min/kbであれば、100bpであれば10秒程度で良いのでしょうか?調べますと最低1minという記載もありました。
1min/kbは目安です。100bpなら10sでも大丈夫だと思いますが、途中でElongationのスピードが落ちたりとか塩基配列によってはあるかもしれないので20sぐらいにしておくといいかもしれません。昔のプロトコールはそれぐらいの長さでも1分というものが多いとは思いますが、なるべく3’末端までちゃんとポリメラーゼがほぼすべての分子で到達しているための保険であったりもします。最近改良された酵素はかなり確実に反応するようにはなってきてますので、10sでもしっかりと増えるとは思います。
また、ポリメラーゼ反応を完結させるために長めに反応時間を取るのは一つのやり方ですが、そのために二次的に3’末端が変なところにアニーリングしたりしてターゲットの配列より長いノンスペがでるなど副反応が見られる系では、わざと1min/kbに忠実に時間を設定することもあります。 |
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