whole mountの染色後にcryoprotectionして包埋、というのは私はやらないです。
少なくとも一般的ではないと思います。
単に厚めに切って浮遊で染色すればよいのではないでしょうか?
薄切すると構造的にもろくなる、というようなサンプルだとできませんが、
100とか200um厚くらいの脳切片で免疫染色を浮遊で行うことはよくあります。
(ただし抗体の浸透は不完全でサンプルの中心部分あたりは染まりませんが)
あるいはコーティング剤を変えると言う手もあります。ゼラチンコートなんかだとかなり強く張り付きます。
個人的には、どうせ共焦点で観察するなら焦点深度はたかが知れているのだから薄い切片にすればよいのでは、と思います。
singleでは数umくらいの光学スライスになりますし、Z-stackして3次元構造を見るにしても、透明化をしなければ100umくらいが限界だと思います。
ちなみに透明化したサンプルは溶媒が変わると不透明に戻るので再凍結は出来ません。単に脆くて無理だとも思います。 |
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