いつも勉強させていただいております。
免疫組織染色で不可解な結果が得られており、原因究明のためトピックを立てさせていただきました。
変異体マウスの肝臓から凍結切片を作製し、一次抗体染色を行い、Cy3標識の二次抗体にて検出をしています。WTマウスでは特異的染色像が得られるのですが、変異体マウスではCy3標識の二次抗体が非特異的に組織全体を染めてしまっています。肝臓に限らず、腎臓、消化管、脾臓等あらゆる組織においてこれはみられます。
一次抗体をビオチン化したものに変え、Cy3ストレプトアビジンで検出しても、組織全体がCy3で染まってしまいます。一方、AF488を検出に用いると変異体マウスでも問題はありません。isotype IgGを一次抗体に用いても変異体組織ではCy3で組織全体が染まることから、変異体組織でCy3が非特異的に吸着しているようです。
Cy3の非特異的な吸着を起こす原因を探ることで、変異体マウスの解析において何らかのてがかりが得られるのではと前向きに考えていますが、Cy3の”受容体”や”結合タンパク質”など知られているものはありますでしょうか?当方、探しきれておりませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示いただけませんでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。 |
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