一般的に家庭用と業務用の大きな違いは、温度管理の厳密さもありますが付加機能によって一般用途では便利でも実験材料では困るものがあることによります。
一番顕著なのが、冷凍のでフロスト機能で、要するに霜取り機能があるから霜がつかなくて便利なんですが、これは単に部分的に温度をあげて霜がつかないようにしてるだけなので温度が部分的に高くなったりしやすいってことで問題だと言われます。
ただ、冷蔵庫に関して言えば元から室温に近いので1-2度の温度で調整することがそんなに簡単でもないと思うし、開閉時の変化なんかも考慮したら実験用でも結構ブレてると思います。家庭用冷蔵庫は温度測定が甘いとおもうので、自分で温度計を入れてみて安定するようであればそれでいいと思うし、実際自分が過去に所属した研究室では普通に使ってましけど家庭用にいれたからどうなったなんていう試薬は正直聞いたことはなかったです。本気で温度管理するなら冷却可能なヒートブロックとか厳密な温度管理ができる冷却保冷装置で1度未満の誤差でコントロールしないと無理だともいますから、だいたいの4度保存試薬は温度が安定するならそんなに問題はないと思います。 |
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