合成オリゴDNAは、最低グレードでも脱塩精製をしているはずだし、乾固もアルコール沈澱ではなく凍結減圧乾燥なので、塩の持ち込みは実質的にないと思います。
TEでも反応液中で希釈されるので実質的に問題になる濃度ではないと思います。反応液に大量に投入されるdNTPにキレート様作用があること考えれば、微量のEDTAを気にする合理性に疑問があります。
もっとも、プライマーの安定性に寄与するのはEDTAではなくてバッファーされているということです。核酸自体が弱酸なので純水に溶かすと溶液が酸性になり、プライマーを攻撃します。TEである必要はないけれど、同程度のバッファーを使うのは、安定性の向上に高い効果があります。 |
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