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培養時のガラスとプラスチック部の細胞接着の相違 トピック削除
No.9583-TOPIC - 2021/03/16 (火) 16:08:36 - mikio
いつも勉強させて頂いております。お伺いさせていただきます。
現在行っているラット神経細胞の初代培養で、P35ディッシュ(コーニング)に12o丸カバースリップ(SUPERIOR MARIENFELD, 111520)を敷き、0.01%PLLでコートして細胞を播種しております。細胞接着・発育をみておりますと,プラスチックのディッシュの底と比較してカバーガラス表面上では接着が明らかに悪い状態となっております。カバーガラスの前処理は、滅菌水で超音波洗浄30分、99%ETOHで15分洗浄し、再度滅菌水にくぐらせたのちにろ紙上で風乾させて、乾熱滅菌しております。
以前に松浪の丸カバーガラスを使用しているときと比較(同じ前処理・コート)して明らかに接着が悪い印象です。SUPERIOR ROSENFELDのサイトではガラス同士がくっつかないようにコートをしているとの記載があり、そちらも気になっております。
細胞の種類により一概に論じてはいけないとは思いますが、皆様、類似のご経験やその時のご対応、推奨の前処理やメーカーなどご教授いただきたくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.9583-6 - 2021/03/18 (木) 13:40:18 - toto
111520のカバースリップは、Schott製のD263というガラス
www.schott.com/en-us/products/d-263
を使ったものです。松浪のは違いますが、これはカバーグラスの材料として良く使われて、私も使ってます。MARIENFELDからは買ってないですが。
このガラス自体は細胞接着が悪いことはなく、松浪と同じように良く接着します。acid washも洗浄もしたことなく、単にdryでオートクレーブするだけです。PLLやフィブロネクチンコートも普通にできます。

たしかに昔はガラスはacid washするようにものの本には書いてありましたが、今ではガラスの品質が上がってるのかなと思ってました。なお、一分子観察には、特にacid wash, エタノール洗浄と書いてありますが、それよりもplasma cleaner、あるいは電顕で使う親水化処理のための装置でプラズマ放電したほうが親水性になり、汚れも落ちて、細胞も接着しやすくなります。

そういえば、ひと頃、MatTekのカバーグラスディッシュのガラス面が水をはじきやすくなったことがありました。もしかすると、MARIENFELDのどこかの工程でD263に撥水性のものがついたのかもしれません。D263を使ってるカバーグラスディッシュは多いので、とくにMARIENFELDにこだわる必要もないのではと思います。

(無題) 削除/引用
No.9583-5 - 2021/03/18 (木) 12:25:51 - おお
そういえば火で炙ったほうがいいとか言う話があったような。

(無題) 削除/引用
No.9583-4 - 2021/03/18 (木) 09:31:53 - よっしー
かなり昔の記憶で少し曖昧な記憶ですが,PLLコートする際はガラスが親水性でないといけないと思います.
1Mくらいの塩酸で30分くらい洗浄してから,水で良く洗い少しずつエタノール濃度をあげていき,最終的に100%エタノール中で保存してました.使うときにバーナーでアルコールを燃やし火炎滅菌してからコートしていました.
松浪のものは親水性になっているのかもしれませんね.

(無題) 削除/引用
No.9583-3 - 2021/03/18 (木) 06:58:31 - おお
>[Re:2] @TT@+*`$%さんは書きました :
> 具体的な製品に関する事柄はメーカーに問い合わせるのが一番確実で正確な情報が得られると思う1。当たり前だけど、その製品やそれを使用した実験については一番よく知ってる人たちだと思うし。

Cover glassesなので、製造する側としては細胞の接着は眼中になかったりしないかな。

(無題) 削除/引用
No.9583-2 - 2021/03/17 (水) 09:59:18 - @TT@+*`$%
具体的な製品に関する事柄はメーカーに問い合わせるのが一番確実で正確な情報が得られると思う1。当たり前だけど、その製品やそれを使用した実験については一番よく知ってる人たちだと思うし。

培養時のガラスとプラスチック部の細胞接着の相違 削除/引用
No.9583-1 - 2021/03/16 (火) 16:08:36 - mikio
いつも勉強させて頂いております。お伺いさせていただきます。
現在行っているラット神経細胞の初代培養で、P35ディッシュ(コーニング)に12o丸カバースリップ(SUPERIOR MARIENFELD, 111520)を敷き、0.01%PLLでコートして細胞を播種しております。細胞接着・発育をみておりますと,プラスチックのディッシュの底と比較してカバーガラス表面上では接着が明らかに悪い状態となっております。カバーガラスの前処理は、滅菌水で超音波洗浄30分、99%ETOHで15分洗浄し、再度滅菌水にくぐらせたのちにろ紙上で風乾させて、乾熱滅菌しております。
以前に松浪の丸カバーガラスを使用しているときと比較(同じ前処理・コート)して明らかに接着が悪い印象です。SUPERIOR ROSENFELDのサイトではガラス同士がくっつかないようにコートをしているとの記載があり、そちらも気になっております。
細胞の種類により一概に論じてはいけないとは思いますが、皆様、類似のご経験やその時のご対応、推奨の前処理やメーカーなどご教授いただきたくお願いいたします。

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