ありがとうございます、確かに血清成分でグルタミンが分解するというのは知識上思い当たらないのでおかしいなとは思っていました。
一方、下記の経緯からFBSのロット不良、マイコプラズマ感染などの可能性は低いと思っています。
@10%非動化FBS添加DMEM、8%CO2条件下で293細胞を培養、当初は問題なし
A↑培地調製1か月後程から細胞の増殖性が低下、2か月後から細胞の増殖が完全に止まる(死滅して浮遊)
BJCRBから譲渡の未使用ストックを融解して培養を開始するも全く増えず48hで全て死滅
C新規購入したFBS添加DMEMで再度JCRBの未使用ストックを新規に培養開始→良好な増殖
Dこの際FBSの非動化有無を比較すると、非動化しない方が倍程度増殖効率が高かった
ECのFBS添加培地が非動化なしでは2週間ほど、非動化ありでは1週間ほどで増殖率が低下し始めた(現在)
FBSは添加直後はきれいにワークするので不良品ではないと思います。
マイコプラズマの検査はしていないのですが、BでJCRBの検査済細胞を用い、培地も都度50mLファルコンに分注して使っているので感染リスクは高くないと見込んでいます(チェックすべきでしょうけども)
※継代数は各分譲細胞の継代開始から5継代以内です
※増えなくなる際には293、Hela、COS7全てが不調
上記の経緯から、当研究室で細胞の増殖性が低下するのは(原因がアンモニアかはともかく)継続して培地を使用した際だと考えています |
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