THP-1をPMAで刺激してマクロファージ様細胞として刺激する実験を久々にやっています。そのことで質問です。あまりにも昔過ぎて、以前どうやっていたか詳しく覚えていません。どなたかご教授願います。
THP-1をRPMI中、PMA(10-100 ng/mL)で24-48時間刺激しマクロファージ様にして、その後、TLRリガンドや活性を見たい低分子化合物や薬剤で刺激しています。最終的なリードアウトはサイトカイン(TNF-a, IL-1b, IL-6, IL-12, IL-10など)のreal-time PCRやELISA、またはフローでの活性化レベルの評価です。
残っていたノートや記憶を辿って系を作ってみたのですが、PMA刺激後すぐにリガンドなどで叩くと、ベースラインが相当上がっているのか、LPS刺激下でさ
えサイトカイン産生がvehicleと比較して1.5 fold程度しか上がりません。
以前はもっと上がっていたはずで、ちょっと思い出したのはPMA刺激後に更に24-48時間RPMI中で培養して一旦リセットような気がしました。
これも試してみたのですが、RPMIに戻した後の刺激では、細胞がすぐにはがれてきてしまいました。サイトカイン産生も思ったほど上がっていませんで、LPS刺激で1.5 foldくらいのままでした。
この系について以下の質問です。
1. PMA刺激後のリセット(コンディショニング)は必要か?
2. リセット後はどうしても細胞は脆弱になりはがれやすくなったりするのか?
3. VehicleとLPS等のリガンド刺激(試験物質)でのサイトカイン産生で差を広げるためにはPMA濃度と処理時間他、どんな方法が最適なのか?
これらについて、何か情報や知見をお持ちの方がいたら、教えていただけますでしょうか。
個人的にはTHP-1は一癖ある細胞、と思っていますし、あくまでも純なマクロファージとは言えないことは十分承知の上で、パイロットスタディー的にやっています。
これでうまくいけば、PBMCからのマクロファージ分化系やバイオプシーからの単離でやる予定でいます。いきなりそうはいかないので、できればTHP-1で何らかの安定した結果が欲しいです。
宜しくお願いします。 |
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