ヒトかマウスか (はたまたサルか) などによって異なりますが...
もし Treg を解析しているなら、CD127 を同時に標識するのがよい場合があります。
一般的な Treg は CD25陽性 CD127陰性といわれています。
もし細胞内 (というより核内) 標識試薬があるなら、Foxp3 を標識し、CD25陽性Foxp3陽性細胞をとったりします。
また、抗原の発現パターンの特徴の把握が大切となります。
T細胞を観察する場合、たとえば CD4 の陽性と陰性はかなり明らかです。
しかし CD25 の発現量は細胞によって様々であり、陽性と陰性に区切るのは必ずしも容易ではありません。
CD25 陽性のうちの強陽性をみたいのか弱陽性をみたいのかなど、目的をあらかじめ明確にすることが必要です。
どうしても陽性と陰性の 2 つに分ける場合は、no stain を使う場合もありますが、isotype control (IgG1, IgG2a, IgG2b, さらにはκ、λなど揃えた非特異的抗体) というのを使う場合が多いかもしれません。(調べてみてください)
その場合でも主観は入ります。例えば isotype control で 0 のところを採る人もいれば、0.1 % の所をとる人もいれば、1 % でとる人もいます。データの品質にもより、ノイズの多いデータだとカットラインは難しくなります。 |
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