現在、私はSyngeneic Tumor Cell lineをマウスに移植し、抗腫瘍効果を判定する実験を行っています。
具体的には、B16-OVA melanoma cell lineをC57BL/6Jマウスに皮下接種後、目的の遺伝子をノックアウトした、またはコントロールのOVA特異的T細胞を移入し、腫瘍増大面積を経時的に測定するような実験です。
この時、腫瘍細胞をマウス腹部側に移植していますが、論文等を調べると数多くの論文が、皮下接種モデルではマウスの背中側に腫瘍細胞を移植しています。
そこで質問なのですが、どういった理由で腫瘍細胞を背中側に移植しているのでしょうか?
今行っている実験系では、腫瘍を移植してもマウス間での腫瘍の大きさのばらつきが非常に大きく、また腫瘍体積で坑腫瘍効果を判定したいのですが、球形に腫瘍が生着しないこともあるため、面積で評価を行なっております。
背中側に接種することで腫瘍径計測に何か利点があるのではないかと思い質問させていただきました。 |
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