レビューを書くことは、その分野でちゃんとした研究をしてる人という一定の評価につながるのでそれなりに価値はあると考える人入ると思います。原著論文を書くためにはそのネタとなる”結果”が必要なのに対して、レビューは語弊を恐れずに言えば、時間や金のコントロールできない部分は少なく、パソコンがあって考えさえまとまれば書くことができます。また、レビューはその性質から引用数が増える傾向になるので、最近の引用数を重視するような指標には水増しすることに貢献します。ただ、PI以外のファースト著者を原著でかくような職務の人はレビューを書くよりも原著を書くことの方がいいと考える人は多いでしょうね。大御所や現場からすでに離れたPIの仕事という側面があるのも事実です。
いずれにせよレビューも査読があり、レジェクトもあり得るものなので、書けばいいわけではなくて一応同業者にお墨付きを得たという評価はあります。また、原著論文は結果とその研究方法の妥当性が評価されれば単発でも通せるのに対して、レビューはよく分からない人が単独で書いてもなかなか通してもらえないと思うので、そういう意味では、権威的な価値があると考える人はいるのかもしれません。ただ、あまりにもマイナーなジャーナルのレビューって書く労力を考えたらどうだろう、、、とは思いますがね。 |
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