1. 始めからSDSを使う方法
PBSでディッシュの細胞を2回くらい洗う(トリプシンとかで剥がさないこと)→SDS-sample bufer(betaMEなし、BPBなし+phosphatase inhibitor(適当量)で直接溶解→シリンジor超音波処理(軽くサクッと)でDNAせん断→遠心して不溶物除去(多分ほとんど何もないはず)→上清回収→一部タンパク質定量用にとる→bME,BPB入れる(液量多すぎるとタンパク質濃度が低くなりすぎるので注意。なるべく少なめで試す)→加熱処理→電気泳動
2. 10%TCA(トリクロロ酢酸)を使う方法(注:この方法はリン酸化ヒスチジンの検出には使えません)
例:6cm-dishの場合
PBSでディッシュの細胞を2回くらい洗う(トリプシンとかで剥がさないこと)→10%TCAを1ml 入れる→セルスクレイパーで細胞掻き取る→2mlチューブに移す→ディッシュを新たに10%TCAで洗い、残りの細胞を回収し先のチューブの液と合わせる(2mlのTCA細胞懸濁液)→氷中に1時間 or more 置く。→遠心(12000xg, 20mn 4C) →上清できるだけ完全に除去→沈殿を冷アセトン1~2mlに懸濁→遠心(12000xg, 10min 4C)→上清除去→このアセトンによる洗浄操作はもう一度行う→アセトンを除去し、室温で10分くらい放置してアセトンを蒸発させる→少量のSDS-sammple buffer(betaMEなし、BPBなし)に懸濁し沈殿を溶かす(しばしば溶けにくいので時間かかるかもしれない、液量多いとタンパク質濃度が低くなりすぎて困るので注意)→遠心して不溶物除去→上清回収→一部タンパク質定量用にとる→bME,BPB入れる→加熱処理→電気泳動
*液量はやりやすいように適宜改変してください。
*TCAは強い酸で、皮膚を傷害しますので注意してください、机などにこぼしたりしたら十分な水を使いよく拭き取りましょう) |
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