一般的に査読を受けるのが非常識だということはありません。
ただし、貴方の上司が貴方の査読活動に伴う連帯責任のことを言っているのだとすると、上司としっかり議論して対応したほうがいいかもしれません。
問題となりうるのはたとえば貴方が上司となんらかの関係ある研究者からの査読依頼をそれと知らずに受けた場合。上司はそういうことがないかどうか知りたいかもしれません。
また例えば、貴方が predatory journal の査読を引き受けてしまった場合。上司は自分に飛び火することを心配するかもしれません。
もし貴方がすでにベテランで、個人の名前でその分野で通用している場合は「自分が責任をとるから好きにさせてもらいます」で上司が折れる可能性はあるかもしれません。しかし、研究上である程度上司に依存する関係だったばあい、上司の不興を買わないように気を付けたほうがいいかもしれません。
繰り返しになりますが、上司としっかりとした相談の場をもうけ、「〜の条件なら査読依頼を受けてもいい」というのを明確にすることをおすすめします。
「それは非常識なラボでまともな大学では大問題だよ」の言は PI の利害を述べたものとお考えになればいいと思います。100%一般化されると思う必要はないかと思います。それでもポスドクかそれ以下の場合、教員でもまだ若くて未熟とみなされている場合、独立した研究者とまではみなされていない場合は、まず相談したほうがよろしいでしょう。 |
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