35-40サイクルぐらいまで回せば、理想的な条件では大体1コピーからでも飽和するぐらい増えるケースが多いからそれ以上やっても無駄だし、試薬が枯渇することが多いというだけの話であって、そんなもの当然オリジナルサンプルの濃度や条件によって違います。
別に100サイクルでもなんでも極論言えば同一条件で検量線を用いいてちゃんと線型性のある範囲で目的のサンプルの変動を定量してればそれ自体直ちに信頼性がないデータだと切り捨てる根拠はないでしょう。ただし、あなたの実験はおそらくddCTでやってると思われますが、この場合はサイクルが飽和気味の範囲でちゃんと線型性のある定量を行なってるかどうかは不明なのでバックグラウンドノイズ以上に発現してる”可能性”はあると思いますが、その数字の信頼性に関してはちょっと怪しいものを見てるかもしれないですね、という議論はあるかもしれません。
別に35サイクルになったからダメ30はOKとかそんな形式的なものではないです。あくまで、定量値の信頼性は自分の実験系における信頼区間をどう定義して行うかが科学的には妥当だと思います。
ただ、50サイクルやっても大丈夫だから、とか学部生がデータを持ってきたら、常識的に怪しいと思ってやややり方を疑ってかかるのはまちがいないですけどね、、、35-40サイクルは滅多にないというだけでそれだけで直ちにダメとまでは言わないでしょう。 |
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