OK、よく分かった。なら、まず言えるのは、人の研究に協力して共著者に入れてもらうというのはあまりにも損し過ぎだ。とりあえず1は、どんな小さい雑誌でも、テクニカルノートみたいなのでもいいから、自分がファーストで短い論文にしてまず速攻で投稿したほうがいい。ていうのが、もしその、頼んできた他のラボの人の論文にその方法を載せてしまうとその時点で既出になるので、よほど新規の追加データを入れないと自分の論文として出せなくなる。これは1だけ損するのでなくて、1のボスや研究室自体も同じく損をする。すなわちこの点では1も1のボスも利害は一致している。ならばここを強調してボスを説得して、自分らのオリジナルの論文が通るまで1の確立した方法をオープンにするのは待ってもらうよう交渉してもらうのがいい。わかるとおもうけど、有名雑誌の沢山の共著者の一人になって終わるよりも、(たとえマイナーな雑誌でも)1がファーストで論文書いてそれを引用してもらうほうが1にとって何倍もプラスになる。
いろいろ要望をたくさん言うボスはうざいかもしれないけど、いったん便利屋さんみたく思われると要望が際限なくなってきて、特にポスドクとかみたく自分が主著の業績を固める時期だと非常にまずいからね。今こういう状況で、現状ではここまでが限度ですということは言った方がいいよ。それか、いそがしそうにしてる(とてもextra仕事まで手が回らないという状況を身を以て示す)と察してくれるとおもうよ。 |
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