ケースバイケース。個人やラボの流儀、使っている酵素の特性なんかも関係してくる。
PCRの初発ではPCR産物ではなくゲノムDNAやプラスミド DNAなど熱解離のカイネティクスの低い鋳型を解離させなきゃならないし、精製度の低い DNAや細胞や菌体内のDNAを鋳型にするときには、DNaseなどの熱失活や細胞破壊のため十分に加熱しなきゃならないので、サイクル前の熱処理時間は長めにするものだが、
それとは別に、
最近のPCR用酵素は抗体でブロックしたり、タンパク質工学的に熱感受性にしたりして、熱処理されるまで活性をブロックしてHS (hot start)させるものが普通になってきた。そう言う酵素では、プレサイクルの熱処理をある程度十分にとるのが推奨されていたりする。
>pcrにおいて鋳型DNAを94度で初期変性する時間は30〜60秒だが
これは普通のPCRにしても短いほうだとおもう。 |
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