>[Re:5] Wさんは書きました :
> もう結論されているので余談ですが、
> ある薬剤と言って、例えば台所洗剤を細胞に加えて死んだ時、
> これはアポトーシスだネクローシスだと一生懸命言っているのと同じようなことをしているのじゃないか?と思うときがあります。
>
> それがガンに効くとか言い出したら・・・。
これに関して、仰ることはわかりますし、敵意はないのですが、ちょっと反論をかいてみます。
極端にいうと洗剤みたいなものでも、癌細胞と正常の細胞で感受性が違えばいいんじゃないかと。癌細胞と正常細胞で脂質の成分も変わっているかもしれませんし、そうするとデタージェント様の効果がある試薬でも両者で影響が違ってくるかもしれません。
もっと極端な事をいうと、programmed cell deathは癌細胞を退治するのに重要な要素ではありますが、正常細胞にもシェアされたメカ二ズムでもあります。くわえてprogrammed cell deathの機構にがん細胞では何らかのdefectがあるとするならば、癌特異的でprogrammed cell deathに頼らず非生理的にでも殺せる方法があればそれでもいいのではないかと思います。
クラシカルな抗癌剤でもアルキル化剤とかDNAやタンパクに強固にランダムに結合してしまう試薬ですしそんなことが細胞の至るところで起こるなら、programmed cell deathとか関係なくともしぬわけですし(ただしそんな量を投与できないから、programmed cell deathを誘導できるレベルで投与されているわけでしょうけど)。 |
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