いつも参考にさせていただいております。今回、Quikchange/InversePCR法による変異導入についてお聞きいたしたく、トピックを立てました。 
 
大腸菌のpET系プラスミドに導入した蛋白質の一部 (10アミノ酸) を異なるアミノ酸配列(同じく10アミノ酸)に置換したいと考え、Quikchange法による変異導入を試みました。プライマーの設計は以下の通りです。 
Front  5'- 元と同じ (12bp) - 変異 (30bp) -  元と同じ (17bp) -3' 
Rerverse  5'- 元と同じ (12bp) - 変異 (30bp) -  元と同じ (17bp) -3' (もちろん相補的配列) 
QuikchangeのマニュアルではFrontとReverseの各プライマー配列が完全に一致するように推奨されていますが、こちらの掲示板で3’側を長くした配列が推奨されていたのでこのように設計しました。 
 
ポリメラーゼにはPfu turbo, PRIME STAR などを使用しています。Quikchange, PRIME STAR MUTAGENESIS などのマニュアルを参考にPCR (正確には伸長反応)したのですが、コロニーは得られませんでした。 
これまでに1~6bp程度の変異導入の経験は豊富にあり、試薬や基本的な操作には問題ないと考えています。プライマーの設計に問題があるか、長いプライマーを用いた伸長反応におけるノウハウがあるかと思うのですが、どなたかお気づきの方、アドバイスいただけませんでしょうか。   | 
             
           
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