マーカーがIRES下流にあれば、ほぼ全ての細胞が発現していると考えていいです。ただし物によってはIRESの影響で発現が低いものもあり注意が必要ですし、正確を期するなら免疫染色などで発現populationを確認すべきでしょう。おそらく並列プロモーターでも似たようなものだと思います。レンチを使うメリットの一つはバルクで解析できることです。クローニングするとそれだけ選択がかかってしまうので、例えばempty vectorとの比較などでは、複数クローンを解析する必要が出てきます。
もちろん実験の目的にもよりますし、もし発現がより高いものが欲しいなどの場合は、クローニングも選択肢に入ってくるかと思います。 |
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