考えているコンセプトで手段が変わります。それは作用機序、何を評価したいか、何かスクリーニングするのかなど。細胞に対して直接的な作用を見るなら培養した細胞でも構いません。場合によっては正常な細胞との比較でがん特異性を示すこともあるでしょうし、そうでなくても培養でがん細胞を殺せるなら、ヌードマウスで毒性との兼ね合いを見ることもできます。
また、生体の何らかの防御機能を活性化させるなら、培養細胞では見れませんし適切なマウスなのど実験系が必要でしょう。In vivoで自然発生するような癌で見れるならそれは理想的かもしれませんが、癌をどの時点で抑えるのかなどメカニズムなどの観点からすでにある実験モデルが自分が使う薬剤にあっているのかも考える必要があるでしょう。
ただよくやられる手法はIn vitroから開始して、やりやすいマウスなどのモデルをつかって、更にできればVivoに近いモデルを使うというのがわかりやすいやり方だが、そんな固定観念に惑わされなくても良いというのもあり得る考え方だと思います。 |
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