急速凍結は氷晶の形成抑制には効果的ですが、
コンパウンドと試料の凍結速度に差がありすぎると、
先にコンパウンドだけ凍って試料とうまく一体化しないことがあるようです。
試しに、直接ドライアイスに置く、ディープフリーザーに入れる、クライオスタットの凍結装置を使うなどして、少しゆっくり目に凍らせてみてはいかがでしょうか。
同じ理由で、コンパウンドに包埋したあと凍結するまで少し時間を置く人もいます。
あとはスフェロイド等の小さいサンプルをモールドの底に集めるための方法ですが、試料を覆う程度のコンパウンドで一旦凍結させた後に、一度外に出して残りのコンパウンドを添加し、最初のコンパウンドが少し溶けたくらいで再度凍結させると、よく馴染んで一体化します。 |
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