PCR機器で差が出ることが多いのは、ramp spped または rateと呼ばれる加熱もしくは冷却速度で、(°C/sec)で表示される部分です。機種によって早かったり遅かったりします。PCRが機種を変えると上手くいかなくなる原因とされています。機械のスペック表に書いてあることが多いですので、調べておくと良いです。
ABIの機種は大体設定できたはずです。
BioRadのT100は設定できます。
DiceのGradientは、遅くするのは設定できます。
primerの設計次第では、ramp speedが早すぎて増えない物はありました。逆に遅すぎて増えないprimerは無かったかのように記憶しています。
あと、昔の機械に多いのですが、加熱または冷却の時に、設定温度を過ぎてしまう問題があります。オーバーシュートまたはアンダーシュートと呼ばれていたと思います。これも、PCRサイクルの設定に違いが出やすいので、注意が必要です。 |
|